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2016年3月期 通期業績のご報告 代表取締役社長 吉永泰之

2016年3月期の振り返り

5月12日に2016年3月期の決算を発表させていただきました。
当初は新型モデルの導入が無いために厳しい年になると覚悟しておりましたが、最重要市場である米国をはじめ、多くの市場で好調な販売を持続出来たことにより、販売台数、売上、利益など、いずれも大きく伸ばすことが出来ました。

  2015年3月期 2016年3月期 差異
連結完成車販売台数 911千台 958千台 +47千台
(5.2%)
売上高 2兆8,779億円 3兆2,323億円 +3,543億円
(+10.1%)
営業利益 4,230億円 5,656億円 +1,425億円
(+25.5%)
営業利益率 14.7% 17.5% +2.8pts
親会社株主に帰属する
当期純利益
2,619億円 4,367億円 +1,748億円
(+40.0%)

新型商品の導入が無い中でも販売を伸ばすことができたのは、当社製品がお客様から高い評価をいただいていること、スバルのブランド力が上がってきていることの証であり、大変喜ばしく思っております。一方で、供給能力の不足により多くのお客様にご不便・ご迷惑をお掛けする状態が続いてしまったことは大変残念であり、このような状況を早急に改善すべく、米国を中心とした生産能力の増強に取り組んで参ります。
また、円安方向に動いた為替影響による増益効果が業績の大きな後押しとなりましたが、それだけではなく、販売台数増や原価低減努力などが試験研究費や各種費用の増加を打ち消して、為替の増益効果を除いた部分でもしっかりと利益を伸ばすことが出来たことは、企業としての実力が着実に身に付いてきたことの表れであり、今後もこの実力の部分を伸ばしていきたいと考えております。

今後の見通し

世界経済、特に最重要市場である米国経済の変調懸念、円高基調への為替動向の転換など、昨今のビジネス環境はこれまでと大きく変化してきていますが、当社は、生産能力の増強、スバルらしさを追求した商品の拡充、自動車事業の開発リソース増強、スバルブランドの更なる向上・浸透などに取り組み、逆風の中でも成長を続けていけるよう努力して参ります。それぞれの取り組みについて以下簡単にご案内いたします。

生産能力の増強

販売が好調に推移するなか、継続して能力増強投資を行い、2016年3月期末の生産能力は、国内と海外の合計で85.4万台(マレーシアのKD生産を除く)となりました。2017年3月期は、スバル オブ インディアナ オートモーティブ インク(SIA)におきまして、トヨタ車「カムリ」の受託生産を5月末に終了し、スバル向けに能力を振り替えることにより、103万台のグローバル生産能力を計画いたします。更に、国内、SIAで能力増強を行うことにより、2019年3月期末のグローバル生産能力を113万台まで引き上げます。これらの対応により、世界でスバル車をお待ちいただいているお客様に商品をお届けできるよう、鋭意努力して参ります。
また、以上の取り組みに伴い、中期経営ビジョン「際立とう2020」で掲げておりますグローバル販売台数につきましても、「110万台+α」から「120万台+α」へ引き上げます。

スバルらしさを追求した商品の拡充

次世代プラットフォームとして開発を進めている「Subaru Global Platform(スバルグローバルプラットフォーム)」では、スバルの強みである安全性能、走行性能の向上を目指しております。この新しいプラットフォームは2016年後半に導入される新型インプレッサを皮切りに、フルモデルチェンジのタイミングで順次、全ての車種に展開して参ります。また、販売が好調な北米市場において更なるお客様層の拡大を狙い、2018年に多人数乗りSUVの投入を予定しております。
安全面では、運転支援システム「アイサイト」を更に進化させ、2017年に自動車専用道路における渋滞時追従機能の実現を、更に、2020年に高速道路における自動運転を目指して開発を進めております。
また、世界各国の環境規制に対応していくため、内燃機関の主力ユニットとして2019年から順次新型ダウンサイジングターボエンジンを投入するとともに、米国のZEV(Zero Emission Vehicle)規制への対応として、2018年にプラグインハイブリッド車、2021年に電気自動車の投入を目指しております。

自動車事業の開発リソース増強

「スバルブランドを磨く」活動に集中し、取り組みを更に加速させるには自動車事業の開発リソース増強が重点課題のひとつであると認識しております。そのため、開発投資・試験研究費の増額に加え、産業機器カンパニーを自動車部門の一部として組織改正し、開発人員などの経営資源を順次自動車事業へ投入するなど、開発効率の向上を進めて参ります。

スバルブランドの更なる向上・浸透

商品・技術の強化に加えて、販売・アフターサービスに至る全ての顧客接点における質の向上を目指すとともに、「スバルブランドを磨く」取り組み加速させ、スバルをグローバルブランドとして更に成長させるため、2016年6月28日開催予定の第85期定時株主総会において定款変更が承認されることを条件として、2017年4月1日付けで社名を「株式会社SUBARU」に変更することを予定しております。グループの全従業員がSUBARUの元で一丸となり、グローバルブランドとしての価値向上に努めて参る決意です。

最後に、当社はステークホルダーの皆様から満足と信頼を得ることが出来るよう、企業としての社会的責任を果たすために、コーポレートガバナンスの実効性を高め、コンプライアンスを順守し、当社グループの持続的成長と中長期的な企業価値向上を促進してまいります。また、会社の持続的成長を支える上で、人材育成、組織・風土改革を重要な課題と位置付けて取り組んでおり、中でも重要課題であります女性の活躍推進につきましては、管理職への登用拡大を進めており、キャリア形成支援や家庭と仕事の両立支援を通じて女性が更に活躍しやすい会社を目指して参ります。

今後も、「存在感と魅力ある企業」を目指すという経営理念のもと、株主・投資家の皆様をはじめ、全てのステークホルダーの皆様のご期待に応えられるよう精一杯取り組んで参りますので、より一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。


2016年5月
代表取締役社長
吉永 泰之

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