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株主・投資家の皆様へ INVESTOR RELATIONS

トップメッセージ

PRESIDENT'S MESSAGE 代表取締役社長 森 郁夫

株主の皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
去る5月8日に、2009年3月期業績を発表させていただきました。2009年3月期の実績に関しましては、連結売上高、営業損失、経常損失は、為替が想定よりもやや円安に進んだ事、および経費削減等により、第3四半期決算時の見通しよりも若干上ぶれることができました。また、販売台数につきましても、ほぼ見通し通りとする事ができました。
しかしながら、当期純損失は、弊社の航空宇宙カンパニーにおける棚卸資産を、特別損失として引き当てを行ったこと、更には、2008年3月期の富士重工業単独の繰延税金資産全額の取り崩し等により、▲699億円の損失と大幅な下方修正を行うこととなりました。また、内部留保の減少という厳しい事態に対応するべく、期末配当を見送らせ頂きました。
一方、2010年3月期につきましては、景気動向が引き続き不透明である事、また上期は、US$で前年同期比10円の円高を見込まざるを得ないこともあり、大変厳しいと予想しており、減収減益としております。従いまして、上期の中間配当も、現時点では無配とさせて頂いており、株主の皆様には、中期経営計画で安定配当を掲げていたにも関わらず、1年間にわたり無配となってしまう事を、大変申し訳なく思っております。

しかしながら、先般NYモーターショーにてワールドプレミアを行いました、第5世代のレガシィには、メディア、ディーラーから高い評価を頂くことができました。5月20日に、まずは日本で発売をスタートさせ、順次世界展開を進め、業績回復に向けた、販売のけん引役と致します。
レガシィの世界的販売による業績への寄与は下期からとなりますが、幸いにして、米国ではフォレスター、インプレッサの販売が依然好調で、2008年暦年では唯一の販売台数前年超えを達成したメーカーとなることができました。本年1〜4月においても、ほぼ前年並みで推移しており、マーケットシェアも向上しております。レガシィの発売を機に、何としても下期からは業績回復への道のりを示し、正常化できるように、がんばっていきたいと考えておりますので、何卒、ご理解のほど、お願い申し上げます。

■ 2009年3月期業績と2010年3月期予想(単位:億円)
2008年3月期
実績
2009年3月期
実績
2010年3月期
計画
売上高 15,723 14,458 13,200
営業利益/損失 457 ▲58 ▲350
経常利益/損失 454 ▲46 ▲400
当期純利益/損失 185 ▲699 ▲550
完成車販売台数 597千台 555千台 508千台
単独為替レート 116円/USドル 102円/USドル 95円/USドル

皆様よくご存知のように、昨年9月のリーマンショック以降、自動車産業、弊社を取り巻く環境も著しく変動しており、急激な円高、自動車需要の減少は、上期までの新型フォレスター販売好調による業績回復を打ち消してしまいました。
上期までの当社は、フル生産の状況にありましたが、下期には大幅な生産調整を強いられる事となり、在庫調整、生産調整をするとともに、社内でも取締役の賞与をゼロ、取締役・執行役員の報酬10%削減、管理職の給与カット、一般従業員にも今春闘にてベアゼロとする等で、人件費の削減に努めております。日々の販売管理費も、選択と集中を進める中で、絞った手拭いをさらに絞るように、徹底した削減を図っております。
かかる状況を踏まえまして、現在推進をしている中期経営計画に関しましては、「スバルらしさの追及」、「グローバル視点の販売」、「品質・コスト競争力の強化」、「トヨタ提携効果の拡大」の方向は間違いないと確信をしており、より一層のスピードを持って進めていくものの、策定時からの為替をはじめとした前提条件の変動、著しい環境の変化により、販売台数、営業利益、経営指標等の2011年3月期の数値目標、および株主還元の安定配当に関しましては、保留とさせて頂きます。
決して達成をあきらめたわけではありませんが、まずは、今年度、2010年3月期の目標を達成し、レガシィ導入により、勢いを加速させ、下期には少しでも過達をして損失を圧縮し、2011年3月期には確実な業績回復を成し遂げるように、全力投球して参ります。

世界のスバルを愛して下さっているお客様にスバルの車を一台でも多く届けるべく、そして生き残る価値のあるブランドとなるべく、この逆境を何としても乗り越えてまいりますので、皆様のご理解を賜りますよう、更なるご指導、ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

2009年5月
代表取締役社長
森 郁夫

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