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株主・投資家の皆様へ INVESTOR RELATIONS

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2010年3月期 第3四半期業績のご報告 代表取締役社長 森郁夫

株主の皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。

去る2月4日に、2010年3月期第3四半期決算を発表させていただきました。第3四半期累積業績は、売上高1兆121億円、営業利益39億円、経常利益18億円、当期純損失152億円となり、営業利益、経常利益ともに、黒字転換をはかることができました。

■ 2010年3月期 第3四半期業績(単位:億円)
  2009年3月期
3Q累積実績
       
第1四半期実績 第2四半期実績 第3四半期実績 2010年3月期
3Q累積実績
売上高 7,442 2,713 3,642 3,765 10,121
営業利益/損失 183 ▲197 82 153 39
経常利益/損失 182 ▲195 76 136 18
当期純利益/損失 44 ▲193 ▲24 65 ▲152
完成車販売台数 282.4千台 100.2千台 142.6千台 154.6千台 397.3千台
単独為替レート 105円/USドル 98円/USドル 95円/USドル 90円/USドル 94円/USドル

昨年度からの売上高、営業利益の推移を振り返ってみますと、昨年度の第3四半期に発生した金融危機による市場環境の急変は、それまでのフォレスターの販売好調を一気に打ち消し、昨年度の当社業績は15年ぶりの赤字転落となりました。しかしながら、今年度の第1四半期を底として、第2四半期以降は、新型レガシィの導入、米国でのCash for Clunkersや、販売好調な中国等に支えられ、また、コスト削減を徹底することにより、回復基調に乗っております。
2009年1〜6月は、世界的な需要減少による在庫削減の為、大幅な生産調整、出荷調整を行いました。しかしながら、販売が堅調に推移したこと、また、新型レガシイの投入により、夏以降は、むしろ在庫不足に陥っており、現在、登録車を生産している米国生産子会社のSIA、及び矢島工場では残業や休日出勤などで増産をはかり、高操業の状況が続いております。
2009年暦年での小売販売は、米国、カナダ、中国などで全需に勝る販売の伸びにより、世界合計では、ほぼ2008年並となる、567千台を維持することができました。特に米国市場では過去最高となる217千台を記録し、マーケットシェア2.1%を獲得することができました。
当社商品の販売は、この環境下で高い伸びを示しています。各国政府による補助金などに後押しされたこともありますが、販売好調の理由は、中期経営計画で取り組んでいる、グローバルを向いた車づくりの方向性に間違いはなかったということだと、確信をしております。
今年、2010年暦年での小売販売台数計画は、60万台を目指して参ります。米国では昨年の販売新記録を上回る23万台を計画し、中国でも5万台を目指します。そのけん引役は、もちろん、当社のフラグシップカーであるレガシィです。販売好調な米国に続いて、中国でも昨年9月からレガシィ、今年1月からアウトバックの販売をスタートしました。中国のアウトバックは、既にバックオーダーを抱える状況で、今後の販売拡大を期待しております。

このような状況を踏まえ、今年度の業績見通しを中間期に続いて、更に上方修正いたしました。連結販売台数を、54万5千5百台から56万台に引き上げ、経常利益までは黒字転換として、期初予想からは500億円近い利益の改善を目指します。但し、当期純損失につきましては特別損失の発生を見込み、前回予想の250億円にとどめおきます。従いまして、今年度中の当期純利益の回復が見込めず、株主の皆様には誠に申し訳ないのですが、今年度期末の配当は、ゼロとさせて頂きます。約1年半にわたり、無配となってしまい、非常に心苦しいのですが、今年度の努力を引き続き来年度にも続けていくことで、来年度は何としても復配したいと考えておりますので、何卒ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。

■ 2010年3月期 通期業績予想(単位:億円)
  2009年3月期
実績
2010年3月期
期初計画 前回(2Q)計画 今回計画
売上高 14,458 13,200 13,600 14,100
営業利益/損失 ▲58 ▲350 10 140
経常利益/損失 ▲46 ▲400 ▲50 100
当期純利益/損失 ▲699 ▲550 ▲250 ▲250
完成車販売台数 555.3千台 507.9千台 545.5千台 560.0千台
単独為替レート 102円/USドル 95円/USドル 92円/USドル 93円/USドル

来年度はいよいよ現在遂行している、中期経営計画の最終年度、仕上げの年となります。お客様第一を基軸に、5つの重点取り組み(<1>スバルらしさの追求 <2>グローバル視点の販売 <3>品質・コスト競争力の強化 <4>トヨタ提携効果の拡大 <5>人材育成と組織力の強化)を掲げて参りました。最終年度の数値目標に関しましては、市場環境や為替レートの急変を受けて、いったん保留にさせて頂いたものの、我々の方向性は間違っていなかったという確信を持って、2010年は“攻める”年として、一層の拡販、コスト低減に取り組んで参ります。

商品づくりにおいては、快適・信頼の新しい走りと地球環境の融合という方向性を定めて、開発を進めて参りました。インプレッサ以降、グローバルモデルとして、世界展開に最適な商品に仕上げ、乗る人全てが楽しい車を目指してきました。2010年以降の商品開発の方向性も、決して従来と変わるわけではありません。更に環境対応、安全性の向上に主眼をおいた商品・技術の開発を続けて参ります。
スバルは安全性に関しては、日本のみならず、米国、EU、豪州等世界各地で高い評価を頂いており、引き続き、この評価を維持していくべく、パッシブセーフティ、アクティブセーフティともに強化して参ります。
また、トヨタグループとのアライアンスに関しましては、共同開発車であるFRスポーツの開発も順調に進んでおり、軽自動車につきましては、今後、ダイハツさんからのOEM供給が本格化して参ります。

今年度、残り2ヶ月、より一層のスピードアップで目標に向けて取り組むと同時に、今年一年、“攻める”を合言葉に社員全員でベクトルを合わせ、更なる成長を目指して参ります。

ぜひ皆様のご理解を賜りますよう、変わらぬご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

2010年2月
代表取締役社長
森 郁夫

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