中南米に、鍛えられています。 スバル自動車部門 部品用品 角谷 拓郎 海外部品部 営業第一課 (2011年入社)

1から10まで全部やる。ビジネスの全てが見渡せる。

初めての配属先が「海外部品部」だと告げられた時は、拍子抜けでした。「え、部品ってなにやるの?」と。自動車メーカーにおける部品の重要性も、この仕事の醍醐味も、当時は知る由もありませんでした。例えば、現地で車が故障すると替えの部品が必要になります。しかし、うちは海外に部品センターを持っていないので、どんな部品であれ、わざわざ日本から運ばなければならなりません。現在担当している中南米市場は、営業担当は私ひとり。部品の受注から出荷、債権回収まで責任をもってやらなければなりません。インボイスという重要書類を作成するのも、部品を出荷する船の手配も、売上の請求や債権管理も私の仕事です。それに加えて、製造側との調整も必要になります。ときには部品センターに実際に足を運び、担当者と顔を突き合わせて「迅速な供給」を実現するために話し合います。工場の人員を増やし生産量をあげていただくことが、いかに大変なことなのかという現場の事情もよくわかるようになりました。その一方、海外のお客様からいただくオーダーは絶えず入ってくるので日々対応に追われています。突然、「緊急で出荷してほしい」と依頼を受けることもありますが、そんな時に、お客様の顔、壊れている車のイメージが浮かんできます。「私がなんとかしなければならない」と地球の裏側が、リアルに感じられる一瞬です。このように工場における生産現場から、スバルの車を扱ってくれる海外の特約店、そして現地のお客様に至るまで、ビジネスの川上から川下まで全てを見渡し、責任をもって自分で動かしていくのが海外部品部の仕事です。正直驚きました。「なんておもしろい仕事なんだ」と。

同じ釜の飯を食べる。とことん向き合う。中南米出張。

コスタリカ、チリ、ペルー。一人で中南米出張へ。北米の会社とのやりとりも問題なくやれていたことから英語には自信がありました。しかし、第二外国語同士で話すことが、想像以上に難しく、出張序盤は苦労しました。そんな中、夕食の席で、「これがコスタリカだ!」と現地特約店の方が誇らしげに振る舞ってくれた料理を、とにかく食べました。現地の方と関係を築くために、私の気持ちを表したかったのです。すると、コスタリカ人も喜んで次から次へと料理をすすめてくれるようになり、大盛り上がりの食事になりました。言葉に頼らないコミュニケーションを実感できた貴重な経験です。また、チリでの出来事も印象に残っています。チリは中南米における重点地域でありながら、仕事の進め方に関して双方の歯車がかみ合わずにいたために、今回の出張で一言物申す覚悟でチリまで行きました。「相手が気を悪くするのではないか」と躊躇する気持ちもありましたが、「お互いがより良いビジネスをするため」に私の意見をぶつけました。すると相手も正直に思いを返してくれました。相手を誤解していた部分もありましたし、こちらの改善点も見つかりました。その結果、チリと将来のビジョンを共有できたという成果を上げられ、手ごたえを感じています。最後の大一番で大事なのは、言葉ではなく一歩踏み込む勇気と相手への気持ちであると感じた中南米出張でした。

中南米市場への意欲と先輩社員からの刺激。

中南米市場はまだ小さく、注目度も高くありません。だからこそ、「中南米市場を盛り上げて、もっと存在感を出していきたい」とやりがいを感じています。チーム中南米は総勢3名。営業は私1名、新人女性1名と先輩社員1名が、出荷業務担当。商品別で言えば、消耗品や修理の際に必要な補修品という部品だけではなく、キャリアやホイールなど車を自分好みに変えられる用品と呼ばれるオプションの商品をさらに訴求したいです。用品は必ず必要ではないけれど、車への愛着が増して生活を豊かにできるものだと思っています。それはスバルが掲げる「安心と愉しさ」の「愉しさ」につながるはずです。将来はもちろん、自動車の海外営業にも挑戦してみたいと思っています。日本を出て、現地の人に交じって、スバルを売ることの面白さ。今回の中南米出張でそれを感じたのだから、面白いに違いないと信じています。上司にはことあるごとに「行きたい」とアピールしています。ときには先輩から、「鬱陶しい奴だ」と言われてしまいますが、言えば叶う会社であると思っています。それに私はもともと要領が良くありません。「要領が悪い人は人の何倍も努力をしなければいけない」と思っているので常に全力で仕事に臨んでいます。だからこそ先輩とのつながりを大切にしています。出張から戻ると上司に出張報告を提出するのですが、お世話になった先輩方に意見をいただくようにしています。その都度、自信を持って先輩に報告をするのですが、先輩にはかないません。中には2時間かけてフィードバックしてくれる先輩もいます。厳しい意見ばかりですが、それでもぶつかり続けます。そうしないと成長できないし、どうせやるならしんどい道を選んでおきたいと思っていますから。入社する前は、こんなに仕事にのめり込むなんて想像もしていませんでした。4年前の自分に伝えてあげたいですね。仕事はめちゃくちゃ面白いって。

出社後、1時間くらいかけてメールを確認。現地のお客様とのコミュニケーションは、基本メールで行う。時差の関係で、日本の夜間に現地からメールが届く。まず、誰かの判断を仰がなくてはいけない案件から動く。部品センターや、企画部に、自分の知識・守備範囲じゃカバーできないことを問い合わせる。午前中は受注・出荷関連の業務対応。午後は、主に企画書や資料の作成と、チームの営業戦略を練る。

PROFILE 角谷 拓郎 SUMIYA TAKUROU

スバル自動車部門  海外部品部

2011年入社。総合政策学部卒。入社後の2年間は米国の出荷業務を担当。3年目に米国市場の営業補佐。4年目春より中南米の営業担当に。「まさかわずか数年でここまで濃い経験ができるとは思っていなかった」と語る、海外部品部のムードメーカー。

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