スバルファンに、最高の商品で応えたい。 スバル自動車部門 グローバルマーケティング 山村 瑶 スバルグローバルマーケティング本部 (2006年入社)

愛される人からは、とことん愛されている自動車メーカー。

私の進路には、一度も口を出さなかった父が、就職活動の時にはじめて口を開いた。「目に見えないものを扱う仕事よりも、モノづくりをしている会社の方が君にあっていると思うよ」と。中型バイクに乗っていたこともあり、自動車やバイクメーカーは、いいなと思っていた。なかでも気になったのが「愛されている人からは、とことん愛されている」と感じたスバル。とてもユニークな存在に映り、入社の強い動機になった。最初の配属は特約店への出向。東京スバルだった。お客様と仲間に助けられながら、目標数字を追いかける日々。月が変わればまた一からのスタート。息つく暇もない3年半。精神的にタフになったと思う。特約店では「男性こそ愛嬌、女性こそ知識」と教えられた。スバルのお客様は本当に車に詳しい方が多い。メカニカルな部分には詳しくなかったので勉強もした。お客様に学ぶことも本当に多く、お客様に育てて頂いたなと、今でもとても感謝している。

企画書の中の車が、現実に走りはじめるという感動。

3年半の特約店出向を経験したのち、商品企画本部商品企画部へ。その後、組織編成などを経て、現在はスバルグローバルマーケティング本部 商品グループに所属している。そこでは、市場動向やマーケットニーズを調査し、次期車のコンセプトを造り上げる業務に携わっている。マーケットを俯瞰し、競合車比較でのポジショニングやスバル内でのポジショニングを整理し、車を通じスバルがお客様に提供すべき『価値』を明らかにしていく。そこで絶対に忘れてはならないのが、『お客様視点』。スバルは他に比べると決して大きいとは言えないメーカー。フルラインナップを持てないからこそ、お客様が本当に求めているものを汲み取り実現しなければ、生き残ってはいけない。でも、潜在的なニーズを探るのは非常に難しい。そのため、実際に米国に赴き、お客様のお宅を訪問し、外出に同行することもあれば、駐車場でインタビューを実施することもある。でも、コンセプトは策定するだけではいけない。実際に商品として具現化していく過程に携わるのも非常に大切な私の仕事のひとつ。様々な部門とコミュニケーションしながらコンセプトを浸透させ、企画を取り纏めていく。現在の私の担当は北米専用車。定例会議の設定や運営、実際の仕様を検討するプロセス、それに関わる事業性試算など、すべての工程に関わる。一つの車の開発を始め、世に出るまで、4~5年という長い年月がかかる。つまり、私たちの仕事は成果が出るまでのプロセスがとても長い。特約店の営業時代とのあまりにも違いすぎる仕事のリズムに、当初は少し戸惑った。また、『取り纏め』は様々な立場の人の声を聞き、プロジェクトを前に進める仕事。最初は自分の経験の無さがゆえに判断の軸が信じられず、迷うこともたくさんあった。でも、お客様を想い、良い車を届けるために、真剣に取り組む。それしかない。最近、言葉にならない感情が込み上げた瞬間があった。それはレガシィとアウトバックの発売。私が出向から戻り、右も左も分からないときに先輩と一緒に担当したのがこの車だった。当時は、まだ開発がスタートしたばかりで、影も形もなかったのに。そんな車が世の中で走り出し、メディアに取り上げられて、賞賛をいただいている。とても感動した。今私が担当している車も、いつかは市場に出る。エールをもらったような気がした。

挑戦の機会を与え、それを評価してくれる風土。

商品担当になり2年、調査データを見ながら仕事していた毎日、「やっぱり自分の目でちゃんとマーケットを見て感じて来たい」と感じるようになった。その時に目に留まったのは会社の海外研修制度。3ヵ月間アメリカ・ボストンでの研修を経験した。この研修に参加したことは、自分の想像以上に驚きや発見の連続で、様々なことを改めて考えるきっかけになった。また、海外勤務という分野で活躍できる人材になりたいと、強い意欲も湧いてきた。でも、一番大きな収穫は、自分の五感を使ってリアルにマーケットを見ることで、現在の業務へのヒントを持ち帰ることができたこと。アメリカ人が何を考え、どんな生活を送り、車に何を求めているのか。これまでは、数字的には分かるのに感覚的に分からない所があり、もどかしかった。例えば、荷室の使い方などはとても顕著。日本人は狭いところまで創意工夫して使うが、アメリカでは使い方が本当におおざっぱな人が多い。色んな現実を自分の目で見て、感じてきたからこそ、その経験をコンセプトに込めることができる。私の場合、入社前に現在の自分の姿が想像出来ていたかというと、そうではない。富士重工業の『挑戦の機会を与え、それを評価してくれる風土』が私を変えてくれたのかもしれない。ちなみに、入社前より今の方が、富士重工業は良い会社だと思う。スバルは他に比べると決して大きいとは言えないメーカーだけど、自分の成長の場としては最適な場所だと思うから。

群馬にある開発側とのやり取りが多いため、メールでの業務進捗が多い。週1回2時間、開発・営業・企画で構成された担当車種のプロジェクトチームの定例TV会議を運営。事前の課題抽出から当日の運営、課題解決に向け「誰が・いつまでに・何を・どこまでを」明確化し議事録発行までを行う。

PROFILE 山村 瑶 YAMAMURA YOU

スバル自動車部門  スバルグローバルマーケティング本部

2006年入社。学芸学部卒。専攻は情報メディア。学部ではマスコミや新聞社を希望する人が多い中で、自動車メーカーへの入社を決めた。

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