世界のモノづくり企業を、屋台骨として支える覚悟。 航空宇宙カンパニー 企画管理 福嶋 祥一 企画管理部 企画課(2012年入社)

オーストラリアで見た日本。モノづくり企業で働く決意。

大学2年の時、自分を変えたいと旅立ったオーストラリア留学。まず圧倒されたのは、日本製品の多さ。自動車やテレビから調味料まで、生活のいたるところに日本企業のロゴ。現地の人々に聞いてみた。なぜ日本製品なのかと。返ってくるのは決まって「安全だから」という答え。モノづくりの力で世界に価値を提供している会社で働きたい。そんな思いを抱くようになりました。中でも興味を持ったのが、独創的な技術を追究している富士重工業。会社のルーツである中島飛行機時代に、無事にパイロットを生還させるために追究していた安全技術が、「安心と愉しさ」という価値として、現代にも息づいている。水平対向エンジン、AWD、EyeSightなどといった、個性的な技術に宿っている。時代を超えてぶれない軸のある会社。心惹かれました。入社後、配属されたのは、航空宇宙カンパニーの企画管理部企画課。カンパニーの経営を担う部署として、中期経営計画や年度予算の策定、実績管理、広報などを行う部署。その中で私の担当は、工場の年度予算の策定と実績管理です。年度予算の策定では、各部署と調整しながら、カンパニーの中期経営施策や経営環境の変化を織り込んだ予算を作成。経営層の判断を受けるための資料に仕上げていきます。実績管理は、承認された予算が計画通りに進捗しているかを確認し、各部署と調整しながら、経営層に正確な経営情報を伝える仕事です。難しいところは、経営の意向と現場の意向が必ずしも一致するとは限らないということ。具体的な数字を伴う議論ですから、真剣な議論になります。「経営側の意向はわかるけど、現場ではこれがどうしても必要なんだ」と訴えを聞くこともある。「費用が大きく発生する部署があるから、こちらの部署では費用の発生を抑えてくれ」という話をしに行くこともある。限りある予算を、どこにどう使うことが、最大の成果を出すことになるのかという全体視点を持つこと。よりよいモノづくり実現するための現場視点を持つこと。どちらも大事。そんな中で、ひとつの答えを導いていく仕事は、とても難しく責任ある仕事だと感じています。

タフなミッション、タフな仕事に鍛えられています。

航空機という製品の性質上、必要な仕事もあります。たとえば、安全保障輸出管理。輸出する際に、私たちの製品が、国際平和を脅かすテロリストの手に渡らないようにするための管理体制というものが必要なのです。従業員や関連会社への輸出管理の指導と申請書類の作成などの業務も担当。外部講習を受講させていただき、輸出管理に関する公的資格も取得させてもらいました。勉強しても、しても、まだまだ足りない。本当に勉強することが山ほどあります。しかし、その分だけ鍛えてもらっているという実感もあります。特に心に残っているのは、入社2年目4月のエピソードです。お客様である防衛省との契約の中で、利益率の算定という項目があります。この数字の妥当性を示すための資料の提出が求められるのです。たった1%でも億単位の違い。年間の利益を決める大事な資料。防衛省から出されている訓令を理解したうえで資料を作成しなければいけないというハードルもある。前年度の担当者も、異動してしまってここにはいない。通常業務もある中で飛び込んできた大きなミッション。過去の資料を読みあさったり、上司や先輩に教えていただきながら、必死になって取り組みました。結果として目標の利益率は達成。とてもハードなミッションでしたが、若手にどんどん仕事を任せてくれる風土が富士重工業にはある。この業務を通じて自信をつけることができたことは、大きな収穫になりました。

経営数字に強い。法律に強い。屋台骨として力強く支える人間に。

毎朝5時に起きて、勉強しています。身に付けたいスキル・知識がたくさんあるからです。財務諸表の読み方など会計知識を身につけること。法律についても、現在は安全保障輸出管理に関する外為法だけですが、さらに他の国際法なども学んでいきたい。輸出関連の問い合わせが、毎日のようにありますから。会計も法律も経営の基盤。曖昧な知識ではいけません。責任の重さを日々の業務を通じて感じています。その中で大切にしているポリシーが2つあります。1つ目はFace to Faceを心がけています。メールだけの簡素なやりとりで終わるのではなく、なるべく会いに行く。現場の皆さんとふれあい、信頼関係をつくっていきたい。時にはシビアな交渉もあります。なぜ予算をオーバーしたのか、どう改善するか。詰め寄って嫌われ役を買って出なきゃいけないことも。大きなカンパニーではないからこそ、私がやらなきゃ誰がやる、といった状況が多いことも事実。後輩ができて、私も教えていく立場なります。早く一人前になれるように成長したいです。もう1つのポリシーは、常に「なぜ?」と考えること。経営数字を分析する以上は、事象の中身を根っこまで把握しておくことが大事。おかしいと思えば「なぜ?」と考える。そこには必ず、曖昧さがある。だったらルールを整備しましょうと、自分ができる範囲で何かを変えていくことができる。つまり改善のチャンスがある。新中期経営ビジョン「際立とう2020」の内容とも重なりますが、今までの同じ考え方・やり方では追いつかないというのは、私自身も自覚しています。今ここであるべき姿はなんなのか。積み上げ式ではなく、もっと大きな視点で変えていかなければいけない。航空宇宙カンパニーでは「グローバル・キープレーヤー」という言葉を掲げています。大学時代、オーストラリアで感じた感動を、自分自身の手で作っていける。初心を思い返すと、全身に力がみなぎります。もっと、成長したい。私は今、これから向かう未来に、とてもワクワクしています。

朝5時に起床し、自主勉強の時間。会社へは徒歩通勤。寮から約20分。7時半からラジオ体操、8時業務開始。メールチェックや業務の進め方を整理した後に、各部署への連絡・調整に動く。40分間のお昼休憩の後は、予算作成などの作業。輸出法令に関する社内相談にも対応する。

PROFILE 福嶋 祥一 FUKUSHIMA SHOUICHI

航空宇宙カンパニー 企画管理部 企画課

2012年入社。経営学部経営学科卒。毎朝5時からの自主勉強を継続している。会社へは寮から徒歩通勤。土曜日は会社のソフトボール部の練習に参加し、職場の仲間とさわやかな汗を流す。愛車はレガシィ ツーリングワゴン。

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